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Anker Solix シリーズ

大幅リニューアルをしたAnkerのポータブル電源が「Solixシリーズ」。サイズごとにラインアップがあるだけでなく、モバイルバッテリーの上位機種とも言える小型モデルが充実なのも特徴

製品の特徴

元々、Ankerのポータブル電源は「PowerHouseシリーズ(のちに7XX系や5XXX系にリブランディング)」でしたが、刷新された後継ブランドとして登場したのが「Solix」。筐体デザインや本体カラーリングなども刷新し、より洗練されたデザインに生まれ変わっている点が特徴です。

また、Solixシリーズのポータブル電源は、「ポータブル電源とモバイルバッテリーの隙間領域」を埋める製品も出てきており、ライトユーザーでも使いやすいモデルが充実しています。

これまでAnkerのポータブル電源の弱点でもあった保証期間もアップグレード。Solixシリーズは、従来の18ヶ月保証から「5年保証」に延長されており、ライバルメーカーの製品と同等になっています。ここは、全モデルで長寿命なリン酸鉄リチウムイオンを採用していることが大きな要因と言えるでしょう。

Anker Solixのメリット

モバイルバッテリー以上ポータブル電源未満の製品が充実

ポータブル電源のジャンルでは200Whクラスが「最小クラス」というのが定番でした。

ただ、ライトユーザーからすると、200Whクラスだとしても3kg以上するポータブル電源は「重い、使いにくい」ケースが多々ありますが、この点をSolixは解決。

C200やC300といった小型モデルを充実させることで、「モバイルバッテリーよりも大容量・大出力で、既存のポータブル電源よりも手軽に使える」ジャンルを確立しています。

USB関連のスペックが高い

元々Ankerの強みでもあるUSB関連のスペックが高いのもSolixシリーズの特徴。

他社メーカーのポータブル電源よりもUSB type Cの入出力の対応電力規格が広く、様々なデバイスの充電に対応しているだけでなく、モデルによってはUSB type Cでの100W以上での充電にも対応。

手持ちのUSB type Cデバイスを最大限に活かすことができるのもSolixシリーズの魅力です。

Anker Solixのデメリット

1,000Wh以上の大容量モデルが不在

Solixシリーズのポータブル電源は、小型モデルが充実している一方で、大容量モデルが不在。最大モデルはC1000でバッテリー容量は1,056Wh。一般用途として十分に大容量ですが、自宅でオフグリッドを組みたいなどには、2,000Whクラスも欲しくなるため、ここのラインアップは必須です。

旧シリーズではAnker 767など2,000Whクラスのモデルも存在していたため、今後のラインアップ拡充に期待したいところです。

モデルラインアップ

製品名サイズ重量バッテリー容量 (Wh)定格出力 (W)瞬間最大出力 (W)バッテリー種類バッテリー寿命 (サイクル)防水・防塵規格 (IPX)保証期間 (月)
Solix C300 ポータブル電源164 x 240 x 161 mm 4.10 kg
288 Wh
360 W
360 W
リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月
Solix C300 DC ポータブル電源124 x 200 x 120 mm 2.80 kg
288 Wh
300 W
300 W
リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月
Solix C200 ポータブル電源164 x 240 x 161 mm 4.00 kg
230 Wh
360 W
360 W
リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月
Solix C200 DC ポータブル電源100 x 185 x 110 mm 1.90 kg
192 Wh
200 W
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リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月
Solix C1000 ポータブル電源376 x 2050 x 267 mm 12.90 kg
1,056 Wh
1,500 W
1,500 W
リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月
Solix C800 Plus ポータブル電源371 x 205 x 250 mm 10.90 kg
768 Wh
1,200 W
1,600 W
リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月
Solix C800 ポータブル電源371 x 205 x 250 mm 10.50 kg
768 Wh
1,200 W
1,600 W
リン酸鉄リチウムイオン
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18ヶ月