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MC4コネクタとは?メリット・デメリットと、オス・メスコネクタの繋げ方

ソーラーパネルからの接続コネクタに採用される「MC4コネクタ」について解説。オス・メスの違いや接続方法、MC4コネクタのメリット・デメリットも。

公開日: 2024.7.29

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MC4コネクタとは?

MC4コネクタは、太陽光発電システムやバッテリーシステムなどで広く利用されている、防水性と耐久性に優れた電気接続コネクタです。

一般的にはあまり知られていないコネクタ規格ですが、ソーラーパネル、特に据え置きソーラーパネルではMC4コネクタを採用するのが一般的となっています。

MC4コネクタのメリット

MC4コネクタの最大のメリットは「固定力」と「防水力」でしょう。

MC4コネクタは、DCやXT60などと違って、接続部分をラッチで噛み合わせるため結合力が高く、しっかりと施工をすれば水の侵入もほぼ防ぐことができます。複数のソーラーパネルを並列で連結する場合でも、専用のMC4コネクタを使えば簡単に並列処理が可能です。

外置きのソーラーパネルの場合、一度設置したらケーブルやパネルはずっとそのままにすることが多い(放置する前提の施工が多い)ため、確実に防水・固定ができる必要がありますが、MC4コネクタはこの点で非常に有用です。

また、コネクタ部分を入手すれば、比較的容易に自作ができる点もMC4コネクタのメリット。一般的な銅線ケーブルとMC4コネクタで、長いケーブルを自作することも可能です。

MC4コネクタのデメリット

MC4コネクタの最大のデメリットは、MC4コネクタ自体がそのまま電源に繋げることができないと言う点でしょう。

MC4コネクタはソーラーパネルで多く使われているますが、電力を受ける側はDCだったりXT60だったり、USBだったりと様々な方式で電力を受け取ります。例えば、ポータブル電源にソーラーパネルを繋ぐ際は、ほぼ確実に変換コネクタや変換ケーブルが必要になります。

その点では、ソーラーパネルからポータブル電源まで一本のケーブルで接続ができるDCやUSBと比較すると、手間や余計なコストがかかる点はデメリットと言えます。

MC4コネクタの構造

MC4コネクタは、オス・コネクタ(左)とメス・コネクタ(真ん中)を組み合わせて接続する(右)

MC4コネクタは、オスとメスの2つのパーツから構成されています。

  1. オス・コネクタ: ケーブルの導体を圧着する部分と、メスコネクタと結合するラッチ部分からなります。
  2. メス・コネクタ: オスコネクタと結合するラッチ部分と、次のケーブルや機器に接続するための導体部分からなります。

両コネクタは、ラッチをしっかりと嵌め込むことで、防水性を高めることが可能です。

オス・メス コネクタと繋げ方

MC4コネクタのオスとメスは、「あくまでMC4コネクタ同士におけるペア」であって、電極(+極、-曲)を示しているわけではありません。

ただし、一般的には、ソーラーパネル側から出ている電源ケーブルのMC4コネクタは、プラスがオス、マイナスがメスになっています。ですので、基本的にはコネクタが組み合うように接続すれば問題なく接続が可能です。

製品によってはプラスとマイナスが逆になっているケースもあるため、接続する前に必ずどちらの電極になっているかを説明書や仕様書で確認しましょう。