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ソーラーパネルの出力ポート・端子の種類と選ぶ際のポイント

ソーラーパネルの出力ポート・端子の種類と選ぶ際のポイントを解説。パネルの種類・使い方ごとに詳しく解説します。

公開日: 2024.7.7

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ソーラーパネルの出力ポート・端子の種類

ポートの種類汎用性防水性固定力
MC4★★★★★★★★★★
XT60★★★*★★★
DC★★★★-
USB★★★★★-

*防水カスタムをした場合

MC4(アンダーソン)

据え置きタイプのソーラーパネルのほとんどが採用している出力ポートがMC4、いわゆるアンダーソンです。MC4は外置きのソーラーパネルに採用されるだけあって、コネクタはしっかりとハマりますし、防水性や耐久性が高いのが特徴です。

赤と青の二つの特殊なコネクタをつかているため、一度見たら覚えるでしょう。

MC4の場合は、チャージコントローラーを経由させたり、変換ケーブルを使ってポータブル電源に接続するケースが多くなりますが、ソーラーパネル同士を並列させたり、直列させたりカスタマイズする際には便利なポートです。

XT60

ポータブル電源側で採用されているケースがあるのがXT60。ECO FLOWやBLUETTIのポータブル電源は、基本的にソーラーやDCからの入力はXT60です。

黄色の箱形のコネクタが目印で、ポータブル電源によっては、MC4との変換ケーブルを付属することもあります。

XT60ポート自体には防水性能はありませんが、市販の防水カバーなどを使えば防水処理をすることも可能です。

DC

マルチ出力があるソーラーパネルに多いのが定番のDC出力。DCケーブルを使って様々な端子に変換ができるので、実は一番汎用性が高い出力ポート・端子だったりします。ポータブル電源によっては、シガーソケットタイプの場合もあります。

ただ、防水性能は皆無ですし、MC4と違ってコネクタがしっかりとハマるタイプではく、差し込むだけの形式になっているので、ポータブルソーラーパネル以外ではあまり採用されていません。

USB

こちらもポータブルソーラーパネルに多いUSB。

一言にUSBと言っても、

  1. USB A
  2. USB A Quick Charge
  3. USB type C
  4. USB type C(Power Deliver)

と色々な規格があり、製品ごとにポートの対応出力も異なるため、購入する際に一番スペックを確認すべき出力ポート・端子です。

ソーラーパネルをポータブル電源の充電に使う場合は良いですが、スマホやタブレット、PCやモバイルバッテリーの充電をしたいのであれば、対応するパワーはそのまま充電時間に直結するので、必ず確認をしましょう。

どの出力ポート・端子が良い?

据え置きソーラーパネルならMC4一択

自宅やキャンピングカー、車中泊用の自動車などでDIYでソーラー充電システムを組むのであれば、ソーラーパネルの出力ポート・端子はMC4を選ぶのがベスト。

というのも据え置きの場合、屋根やベランダなどの「一度設置したら動かさない」ところに置くため、「端子が外れない」「防水性が高い」という条件を満たしている必要があるためです。

DCポートの場合はちょっとした力で外れてしまう可能性がありますし、防水性も0です。

ポータブルならDCやUSBが使いやすい

一方で、キャンプやアウトドアの際に、補助電源としてソーラー充電をする際は、「使いたい時にパッと出せる」というのが重要になるので、DCポートがあると指すだけ使えるので便利。

特に40W未満の「低電力ソーラーパネル」の場合は、ポータブル電源を充電するにはパワーが少なすぎるので、実質的にUSBポートしか使えないケースがほとんど。

その場合は、USBポートが複数あると、発電した電力を無駄にしないで済みます。