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ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いは?

バッテリーを持っているという点では同じ製品群とも言えポータブル電源とモバイルバッテリー。それぞれの違いや特徴をまとめました。

公開日: 2024.7.2

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ポータブル電源とモバイルバッテリーの比較

項目ポータブル電源モバイルバッテリー
容量大容量(数百Wh~数kWh)中小容量(数千mAh~数万mAh)
出力AC、DC、USBUSBのみ
用途キャンプ、災害対策、家電製品の電源供給スマートフォン、タブレットなどのモバイル機器の充電
携帯性重量があり、持ち運びには不向き軽量で持ち運びやすい
価格高価比較的安価

一番大きいのはAC出力・DC出力の有無

ポータブル電源とモバイルバッテリーの最大の違いとも言えるのが、AC出力の有無でしょう。

ほとんどのポータブル電源にはAC出力・DC出が搭載されており、家庭用コンセントと同じ感覚で使うことができます(製品によって対応出力の違いはあり)。最近のポータブル電源には、USBポート、USB PDポートも搭載されているため、ポータブル電源はモバイルバッテリーの上位互換バッテリーと考えると良いでしょう。

一方でモバイルバッテリーはあくまでスマホやタブレット、対応するPCを充電するための設計となっているため、AC出力は基本的にはありません(一部搭載モデルもあり)。そのため、モバイルバッテリーはUSB充電しかできないという利用シーンの制限があります。

容量の違いも大きい

容量も大きな違いです。

最近のモバイルバッテリーは大容量化が進んでいて、20,000mAh以上のモデルも多く出てきていますが、ポータブル電源はmAhで換算する10万mAh以上のモデルがほとんど。巨大なモデルになると、真夏や真冬でなければ一日の家電力を賄えるくらいの容量のモデルもあります。

その分、サイズが大きく、価格も高くなってしまいますが、バッテリー容量を重視しているのであれば、ポータブル電源一択と言っても過言ではありません。

それぞれのメリット・デメリット

メリットデメリット
ポータルブル電源大容量なので、長時間多くの電力を供給できる
AC出力があるので、家電製品を動かすことができる
災害時にも役立つ
重量があり、持ち運びが大変
価格が高い
モバイルバッテリー軽量で持ち運びやすい
比較的安価
スマートフォンなどのモバイル機器を複数台充電できる
容量が小さいので、長時間の使用には向かない
AC出力がないので、家電製品を動かすことはできない

許容するサイズと容量次第でメリット・デメリットが変わる

ポータブル電源とモバイルバッテリーの大きな違いは、サイズと容量です。

ここ数年でポータブル電源も低価格化してきていて、250Whクラスの小型ポータブル電源であれば、モバイルバッテリーより少し高いくらいの値段(1.5万円程度)で新品が入手可能になっています。

そう考えると両者の大きな違いは「どれくらいのサイズ」で「どれくらいの容量」がほしいかという点に集約されます。

例えば通勤・通学バッグに入れるのであれば、いかに大容量が欲しくてもポータブル電源を選ぶという方はほぼいないでしょう。逆にオートキャンプ場で使うという方は、車のトランクに積めれば良いのですから、サイズは気にしない代わりに、数日持つくらいの大容量が欲しくなるはずです。

このように、ポータブル電源とモバイルバッテリーは、性格が違う製品になるので、シーンやニーズに合わせて使い分けるのがベストです。

ポータブル電源とモバイルバッテリーのよくある質問

Q.

1Whあたりで比較すると、モバイルバッテリーとポータブル電源はどちらが安い?

A.

バッテリー容量の1Whあたりの価格で比較すると、モバイルバッテリーの方が安くなる傾向にあります。

製品によって異なりますが、モバイルバッテリーの場合は安くて50円前後、ポータブル電源の場合は1Whあたりはおおよそ120円程度です。

これは、ポータブル電源には高度なBMSやAC出力など複数の機能、そしてそれらを安全に稼働させるための仕組みが搭載されているためです。