主なDCポートのサイズ・種類まとめ
DCポートのサイズ・種類をまとめて解説。ソーラーパネルやポータブル電源を選ぶ際のポイントも。
公開日: 2024.7.8
DCポートとは?
DCポートは、直流電流(DC)を伝送するための接続ポートです。主にノートパソコン、外付けハードドライブ、ルーターなどの電子機器で使用されます。
ポータブル電源では、入出力両方で使われますし、DCであるシガーソケット端子も多くのポータブル電源に搭載されています。
主なDCポートのサイズ・種類
DCポートコネクタのサイズ・種類は、「コネクタの外径 x 中央ピンの太さ」で表示されます。例えば、DCポートで最も採用されることが多い5.5mm外径・中央ピン2.1mmサイズは「DC5521」と呼ばれます。
規格 | サイズ | 特徴 |
---|---|---|
DC5521 | 5.5mm x 2.1mm | 最も一般的なサイズの一つ。多くのノートパソコンやモニターで使用されており、手軽に入手できることが特徴。 |
DC5525 | 5.5mm x 2.5mm | DC5521よりも中央のピンの直径が若干大き規格 |
DC7955/DC7909 | 7.9mm x 5.5mm x 0.9mm | 大電流を流す機器で使われる |
シガーソケット | 21mm x 35mm | 車のシガーソケット端子の規格 |
DCポートは変換コネクタが豊富
DCポートは電源においては一番汎用的入出力端子であり、メスとオスの簡単な構造となっているため、変換コネクタや変換ケーブルが豊富に用意されています。
DCコネクタ同士でサイズ変換をすることも可能ですし、XT60など他のコネクタに変換するケーブルも販売されています。
そのため、万が一サイズが合わなかったとしても、変換コネクタを使えば解決するケースがほとんどです。
DCポートを選ぶ際のポイント
ソーラーパネルとDCポート
ソーラーパネルの出力ポートでDCポートがあるモデルの場合は、DC5521を採用するケースが多いでしょう。
DC5521は汎用的なポートサイズですが、ソーラー出力された電力を受けるポータブル電源の方はDC入力が必ずしもあるとは限りません。MC(アンダーソン)やXT60でしか入力できないポータブル電源もあります。
そのため、DCポート搭載ソーラーパネルを購入する際は、接続先のポータブル電源の入力ポートとあうモデルを探すか、変換コネクタを併せて用意しましょう。
ポータブル電源とDCポート
ポータブル電源は基本的には何かしらのDC出力機能を持ちます。そのため、ポータブル電源を買うときはDCポートはあるものを思いがちですし、「万が一DCが合わなくてもACで使えばOK」と思いがちですが、できれば使うDCポートと合うものを選びましょう。
というのも、ACポートを使うポータブル電源のインバーターが起動するため、常時10W程度の電力を消費していしまいます。せっかく貯めた電力を無駄にしてしまうので、DC出力の機器はできるだけACポートを使わないのが長く使う鉄則です。
主なDCポートのサイズ・種類に関するよくある質問
DC7955とDC7909の違いは?
DC7955とDC7909は同じ種類のポートで、
- 外径: 7.9mm
- 内径: 5.5mm
- 中央ピンの太さ: 0.9mm
となっています。
単純に、ポートの表示方法が異なる(末尾2桁が内径か中央ピン)だけです。