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コバルト系リチウムイオン電池の特徴とメリット・デメリット

初期のリチウムイオン電池である、コバルト系リチウムイオン電池の特徴とメリット・デメリットを解説します。

公開日: 2024.7.22

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コバルト系リチウムイオン電池とは?

コバルト系リチウムイオン電池は、1991年に商品化された初期のリチウムイオン電池で、正極材料にコバルト酸リチウム (LiCoO2)を使っているのが特徴。高い性能が求められるスマートフォンやノートパソコンなどのバッテリーに使われていましたが、熱暴走のリスクがあるなど安全性の問題やコスト面の問題から近年は使用が減少しているリチウムイオン電池です。

コバルト系リチウムイオン電池のメリット

エネルギー密度が高い

コバルト系電池は非常に高いエネルギー密度を持っており、コンパクトなサイズで長時間の使用が可能です。スマートフォンやノートパソコンなどの小型デバイスや、小型で大容量のバッテリーが必要なポータブル電源において重要な特性です。

コバルト系リチウムイオン電池のデメリット

バッテリーサイクルが短い

現在ポータブル電源のバッテリーとして主流となっているリン酸鉄リチウムイオン電池と比較して、コバルト系のリチウムイオン電池は設計容量の80%を保持できるバッテリーサイクルが、大幅に少ないケースがほとんど。

ポータブル電源は繰り返し使えることが非常に重要になるため、このデメリットは大きいと言えます。

熱管理が難しい

コバルト系リチウムイオン電池は高温や衝撃に弱く、過熱すると火災のリスク非常に高くなります。次世代の・三元系リチウムイオン電池で熱管理問題ある程度改善され、現在の主流世代であるリン酸鉄リチウムイオン電池では、大幅に出火リスクが減っており、安全面を考えると、今からポータブル電源を購入するなら、避けたい電池の種類と言えます。